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らくがき絵日記。ジェフサポ日記。映画・小説などの感想。雑記。

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2007.06
13
Category : 書籍
Theme : 読書感想文
Genre : 小説・文学
【小説】となり町戦争/三崎亜記 (★★★☆☆☆☆☆☆☆
tonari.jpg

突然に始まった隣町との戦争に巻き込まれていくが……というお話。第17回小説すばる新人賞。

すぐ近くが行われている戦争だが、全くリアルに感じられないって設定は秀逸。
イラクで行われた戦争や9.11テロもテレビだけで、日常ではほとんど変化は無かった。
そんな様子を風刺した設定は良いんだけれど、その描き方が好みじゃなかった。
物語全体を通して、筆者の言いたい事がそのまま前面に何度も書き綴られているので、
読んでいて興醒めしてしまう。そういう事は読者自身が感じ取る事であって、
押し付けられても「そ、そうですね…」と思うしかない。最後の方は苦痛でしかなかった。

人物もいまいち。疑問を持ちながら流されるままの主人公はまだいいとして、
ヒロインの香西さん。この子に全く魅力を感じられない。出てくる度にうんざり。
機械的に業務をこなすロボットのような人物を描きたいのはわかる。
だけど、その設定にとらわれすぎていて、人間味が感じられない。
それが影響して、終盤で人間味を出す場面も滑稽にしか感じない。感動とは程遠い。

物語も人物も設定だけで、それを生かせていない。この辺に新人の力量不足を感じた。

2007.05
31
Category : 書籍
Theme : 読書感想文
Genre : 小説・文学
【小説】噂/荻原浩 (★★★★★★★★☆☆
uwasa.jpg

販売目的に為に女子高生に流した噂が現実になり殺人事件が起こってしまうお話。

荻原浩の作風は自分の好みに合っていて、最近注目している作家の一人。
オピニオンリーダーである渋谷の女子高生に流した噂が現実になり……という設定は見事。
都市伝説と販売戦略を組み合わせたやり方は、現実でも通用しそうだなと楽しめた。
推理小説として凄く惹かれるというわけではなかったが、若者たちのやり取りなど面白い場面も。
真相も予想の範疇だったので、こんなもんかなと思っていた……最後の一行を読むまでは。

帯にあった「衝撃のラスト一行に瞠目!」とあって、ほのかな期待も抱いていたが、
どうせ誇大広告だろうって印象が大半を占めていた。何度も騙された経験があるし。
だけど、この作品に限って言えば、それは過言ではなかった。瞠目しましたよ。
ラストの一行だけでもの凄い衝撃を受けた。これは見事だね。恐れ入りました。
この一行だけでも読む価値はあった。やはり荻原浩、良いセンスをしている。

口コミには凄い力がある。それは便利だけれど怖くもある。口は災いの元。気をつけよう。

2007.05
27
Category : 書籍
Theme : 読書
Genre : 小説・文学
【小説】交渉人/五十嵐貴久 (★★★★★☆☆☆☆☆
negotiator.jpg

病院に立て篭もった強盗犯と交渉し、人質解放、犯人逮捕を目指すお話。

最近起こった立て篭もり事件を連想させるので読んでみた。
『交渉人 真下正義』などでネゴシエーターに興味を持ってたので、
犯人との交渉がなかなか面白かったが、大きな動きがなくてやや退屈。
それでもこの事件はどう解決するのか楽しみにしていたが、その真相にがっかり。
事件と真相の毛色が違いすぎて、なんか別の小説を読んでいるようだった。
筆者の伝えたい事はわかるし、共感も出来るけれど、別の展開を期待していた。
こういう事を訴えたいのなら、もっと別の事件でやればいいのに。

意外な展開は大好物だけれど、かけ離れていると不満が残る。

2007.05
15
Category : 書籍
Theme : 読書
Genre : 小説・文学
【小説】秘密/東野圭吾 (★★★★★★★☆☆☆
himitsu.jpg

娘の身体に魂が宿った妻と夫のお話。

この本を読む前に、映画を半分ほど見ていたのと、ネットでオチを知ってしまっていた。
だいたいの展開を知っていたので、正当な評価とは言えないかもしれないのであしからず。
それでも十分楽しめたのは、東野圭吾の力。読む気になったのも東野圭吾だからだけどね。
でも、思い込んでいたオチと違うオチだったので、そういう意味でビックリ(笑)
思い違いしていたオチの方が好みだったりもする(ネタバレなので明記は避ける)

この2人の関係が素晴らしい。妻としてみるのか。娘としてみるのか。
ここに悩む平介の葛藤がこちらに伝わってきて、一緒にヤキモキ。つらすぎる。
夫婦間の問題と、娘を持つ切なさが同時にやってきているわけだ。お父さんは大変だ。
嫁さんが若返ってヤッピー! なんていう単純な話でない。老いるからこその幸せもある。
夫婦以外の人間関係は綺麗すぎる気もした。東野圭吾の毒があっても良かった。

うーん、何も知らない状態でこの作品を読みたかった。もったいない事をした。
2007.05
10
Category : 書籍
Theme : 読書感想文
Genre : 小説・文学
【小説】空飛ぶタイヤ/池井戸潤★★★★★★★★★★
taiya.jpg

運送会社のトラックのタイヤ脱輪死亡事故をきっかけにどん底に落ちるオヤジのお話。

経済小説がこれほど面白かったとは――。新しい世界を教えてくれた直木賞候補。
どうせ経済小説なんて、金金金ばかりだろ。なんて偏見を持っていた。ごめんなさい。
「会社は人で出来ている」という言葉通り、様々な人間の思惑がうごめいている。
中小企業も大企業も銀行も、色々な人が働いて成り立っている。改めて痛感。
脱輪事故を巡る彼らの言動に心躍らされた見事なエンターテインメント。

「会社の常識、世間の非常識」――なるほど。確かにその通りだな。
脱輪事故がきっかけに零細企業が生きていく過酷さ、大企業の腐敗っぷりが垣間見れた。
大企業にたった一人で挑んでいくオヤジの姿に感動。応援しまくりでページをめくる。
大企業で生き抜く男たちの苦難、バカ親との対決など見所も盛りだくさん。
逆境に負けずに戦うオヤジが本当に面白い。仲間たちとの絆にも感動。これは大満足。

真面目に生きても理不尽な事は起きる。だけど真面目に生きるからこそ報われる事もある。
2007.05
06
Category : 書籍
Theme : 読書感想文
Genre : 小説・文学
【小説】一応の推定/広川純 (★★★★★★★★☆☆
suitei.jpg

轢死した老人は自殺だったのか事故だったのか、保険調査員が調べるお話。

主人公が探偵でも警察でもなく、保険会社の調査員ってのが面白い。
前者たちは正義の為に捜査する(例外もあるけど)が、保険調査員は違う。
保険金が支払われない方が会社は得をする。そんな会社と遺族の間での葛藤。
仕事を取るか。情を取るか。真実はなんだったのか。この辺りの揺れ具合が良い。
警察物や探偵物をしこたま読んでいるので、たまにはこういう形も面白い。

帯に宮部みゆきが書いてあるように地味だけど、それが魅力になっている。
大きな事件性でもないし、事件が急転するわけでもない。淡々と事件を探っていく。
一人の老人の人生が少しずつ浮き彫りになっていく様子をしんみり楽しめた。
終盤前の展開は慌しくてあんまり好きじゃなかったけど、結末は結構好き。
シリーズ化されても面白そうだ。保険金殺人なんてのを題材にした話も読みたいかも。

金がないと生きていけないが、それ以上に人を助けるのは情なんだろう。
2007.05
01
Category : 書籍
Theme : 読書感想文
Genre : 小説・文学
【小説】Kの日々/大沢在昌 (★★★☆☆☆☆☆☆☆
knohibi.jpg

身代金を奪ったまま死体で発見された中国人を巡る探偵・木のお話。

ハードボイルドを読みたくなって、久しぶりに大沢在昌を読んだ。
最初に「こうなんじゃね?」と思ったのが的中するとは残念。
もう少し複雑な謎があって欲しかった。予想の範疇は超えなくちゃ。
この手の作品は、推理よりも駆け引きを楽しむべきなのか。それも微妙。
人物の造詣が甘く、感情移入出来る人物がいなかったのは致命的。
主人公の探偵・木なんてコロコロ性格が変わっている気がした。
下手にいいやつにしなくても良かった。ヒロインにも魅力なし。

新宿鮫はわりと好きだったんだけどなぁ。続編でも読もうかな。
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