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らくがき絵日記。ジェフサポ日記。映画・小説などの感想。雑記。

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2005.04
12
Category : 書籍
【小説】生首に聞いてみろ/法月綸太郎 (★★★★★★☆☆☆☆

このミステリーがすごい!2005年第1位作品。日本推理協会短編賞。

うーん。これが1位か……。正直微妙。不完全燃焼。
まさに正統派推理小説という印象。推理に重点をおいて描かれている。
だからなのか人間造形が希薄に感じる。魅力ある人物がいなかった。
特に主人公・綸太郎。彼のことが全く好きになれなかった。
切れ味のある冴えた発言・推理もないし、感情移入さえ出来ない。

トリックなどのミステリー部分。これもいまいち。
謎の半分くらいは予想していたモノと同じだったので驚けなかった。
ミステリー小説で一番大事な要素は”サプライズ”だと思っている。
それが感じられないと寂しく思う。言い方を変えればガッカリ。
タイトルにもある”生首”をもっと効果的に使って欲しかったなぁ。

この作品には「防ぎ得たかもしれない悲劇」をテーマに描かれたらしい。
その点に関してはしっかりと描かれているけれど、一読者としては不満。
”サプライズ”を犠牲にしてまで描く要素ではないと思う。
テーマとサプライズ。その二つを完璧に描いてこその名作ではないだろうか。

驚かせる事が全てではないけれど、驚けないミステリーには感動できない。
2005.04
06
Category : 漫画
【漫画】NANA(12)/矢沢あい (★★★★★★★☆☆☆

近々映画化もされる大人気少女漫画。説明するだけ野暮かな。

現在、唯一読んでいる少女漫画。今巻はドロドロ加減はちょっと弱めかな。
最後の奈々のモノローグからすると波乱前の前フリって事かな。
ああ、続きを読むのが怖い。でも波乱を期待してる自分もいる。
奈々とノブが会う場面が気になる。元恋人に会うのって勇気がいるもんだし。

花火大会の日のノブの行動が凄い共感出来て泣けた。
会いたい。けど会えない。それでも会いたい。でも……。
あの涙が痛い程わかる。その時のシンの発言がまた良いんだ。

「ノブさんは平和主義なんだよ。
 みんながなるべく幸せな毎日を送れるように
 一番丸く収まる道をがんばって選んでるんだ。
 争いを避ける事がお気楽だとは僕は思わない」 

そうだよ。そうなんだよな。それがどれだけつらい事なのか……。
端から見れば逃げているだけかもしれない。だけど好きな子が悲しむ顔なんて見たくない。
自分だけがつらい思いをすれば全て丸く収まるなら、それでいいじゃないか。
自分が傷つく事も怖いけれど、好きな子を悲しませる事はもっと怖い。

……などと感情移入しまくりで読んでました。ノブには幸せになって欲しいな。
2005.04
05
Category : 漫画
【漫画】U-31(全2巻)/吉原基貴 (★★★★★★★☆☆☆

原作:網本将也。落ち目の元日本代表のスター選手の苦悩を描いたサッカー漫画。

従来のサッカー漫画の主人公は才能溢れる”若手”選手が多い。
私の好きな『俺たちのフィールド』や『Jドリーム』の主人公もみんな若手。
この作品の主人公は、かつて日本代表の10番を背負ってたが、
現在は所属クラブをリストラされ行き場の無くなったもうすぐ30歳の河野。
そんな河野が再び日本代表へ返り咲く為のサクセス物語である。

この作品の見所はリアル。ポジション争いなどのベテラン選手の苦悩が描かれている。
登場人物も現在のJリーガーをモデルにしてあり面白い。
主人公・河野のモデルはおそらく前園だろうな(前園さん元気にしてるかなぁ)
前園が好きだった私としては、河野が挫折を繰り返して駆け上っている姿に感動です。

こういう2流選手のドラマって面白いもんです。花形選手よりも泥臭いエピソードが好き。
不満としては話が飛びすぎている所。海外移籍の話なんて1話で終わっちゃうし。
終わり方も釈然としない部分がある。無理やり結末に結びつけた感があるのは寂しい。
打ち切りになっちゃたのかな? やはり普通の人には華のある話が好きなのかなぁ…。
もっと河野の挫折と泥臭い話が見たかったなぁ。前園はもっとつらいんだぞ!

スポーツは試合にも、それ以外の場所にもドラマで溢れている。
2005.04
02
Category : 書籍
【エッセイ】電波男/本田透 (★★★★★★☆☆☆☆

オタク目線による恋愛本。三次元(現実)よりも二次元(妄想)に愛があるというお話。

昨年流行った「負け犬」を絡めた現在の恋愛模様に対する見解には基本的に賛同出来る。
だが、どんなに説得されようが私は現実の恋愛がしたいと思う。
妄想は素晴らしいというのは納得出来るけれど、アニメやゲームじゃ満たされない。
つらい事も全て含めて傷ついたり喜んだり出来るのが恋愛の醍醐味ではないかな。

確かに現在の恋愛模様には疑問が残る事が多い。男性にしても女性にしても。
恋人がいながら浮気を繰り返したり、友達の恋人を奪うという話もよく耳にする。
筆者の見解には極論だと感じる事も多かったが、否定出来ない部分も多い。
ただ筆者と私の決定的な違いは、私はまだ恋愛に絶望していないという事。
ちゃんとしている女性も現実に多くいるし、男性にしても真面目な恋愛している人もいる。
いくら現実の恋愛がつらいからといって、二次元の世界に浸かろうとはまだ思えない。

私も良い恋愛をしているとはお世辞にも言えないので、
筆者の気持ちもわからないではないが、意見が偏りすぎだと思う場面もしばしば。
「オタクを愛さない女が悪い!」と語っているがオタクにも問題が無いとは言えない。
古本屋で働いているとオタクを思われる方々がよく訪れてくるが、
正直もうちょっと改善点はあると思う。せめて風呂には毎日入ろうよ。
女性が外見で判断すると理解しているのなら、努力しても無駄にはならないと思う。

私は恋愛シミュレーションゲームをやった事がないので、
文章中に例として出される作品についてはよく知らないが、
『バッファロー'66』や『タクシードライバー』の批評は興味深かった。
あながち間違っていないなぁ、と説得力もあったので面白く感じた。
宮澤賢治と都井睦雄の相違点も初めて聞く話だったので面白かった。

妄想も素晴らしいけれど、それと同様に現実も素晴らしいと願わずにはいられない。
2005.04
01
Category : 書籍
【小説】アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎 (★★★★★★★★☆☆

第25回吉川英治文学新人賞受賞作品。
初対面の美少年に「本屋を襲わないか」と誘われた事から始まるミステリー。

現在と過去の二つの視点から構成されている作品。この書法は大好きなので満足。
また、描写や言い回しが絶妙。思わず「ほほぅ~」と嘆息してしまうほど。上手い!
読みやすく洒落た文章なので普段小説読まない人にもオススメ出来る。
逆に硬い文章が好きな方にはクドイ感じがしてしまうかもしれないが。
あと章と章を締めくくり方も良いね。時間は違うけれど交差する物語……。洒落てるねぇ。

もう一つの見所。登場人物の魅力。良い人物が揃ってます。
ボブ・ディラン好きの大学生、謎の美少年、ブータン人、機械のようなペット屋女店長。
どいつもこいつも一癖も二癖もある個性的なやつらであり好感が持てる。
特に好きなのがペット屋女店長。無表情で繰り出す台詞は面白い。
各人物のやり取りがまるで漫才をしているかのようで爽快感さえ訪れる。

ミステリーとしても「おお~!」と驚く事が出来たので合格。
犯罪ミステリーというよりも一つの作品としての完成度が高い。
ただ一つ気になる点があった(下記で記述)。これが最後まで引きずった。
他にも私が聞く数少ない洋楽のボブ・ディランを効果的に使ってるのもGood!

アヒルと鴨の違い。それは日本人とブータン人の違いのようなものである。


以下ネタバレ。
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